『2017年葵祭』歴史香る京都   
                          2017年5月14日(日)~16日(火)


 今年も京都三大祭りの一つである「葵祭」が5月15日に実施されました。2年前の修学旅行がちょうど葵祭にぶつかったので、ちょっと期待していたのですが、タクシーの窓から一瞬だけ行列を見ることができただけ。当然ですよね、観光で行ってるわけじゃないわけですから。本当は子供たちにも行列を見せてあげたかったのですが、基本的に混雑する行列の方面は、コースから除外していました。
 葵祭は、雨天順延です。今回の旅を2泊3日にしたのはそのためです。16日も雨なら中止になると聞いています。問題なのは、どこで見るかということ。僕は個人的に大好きな下鴨神社のそばで見ることにしました。行列は神社で休憩してから上賀茂神社に向けて再出発するので、下鴨神社で見物したあと、再び上賀茂神社に移動するという作戦も考えられたのですが、さすがに疲れてしまいまして。
 今回もiPhoneのカメラと普通のデジカメの2つを使って記録したので、それぞれのカメラで撮影した写真から抜粋しながら、旅行記を書いていこうと思います。どうぞ最後までお付き合いくださいますよ、お願いします。


デジカメで撮影した写真をもとに

 まずは初日に訪れた宇治の景色からです。京阪宇治駅を下りてすぐのところにあるお店の雰囲気も覚えておきましょう。





 宇治平等院鳳凰堂を撮影していて気がついたのですが、建物はそのまま池越しに撮影すると、まるで10円玉の表面を写しているようで味気ありません。それよりも手前のもみじの隙間から撮影すると、鳳凰堂ともみじの緑がぴったり合って、いい絵になります。宇治川は、できれば水量の多い荒れた状態をお見せしたかったです。穏やかな鴨川とは実に対照的です。





 さあ、葵祭の行列がいよいよ下鴨神社に到着します。行列は20分以上遅れていました。暑い日だったので歩くのも大変だったでしょう。行列には馬や牛も参加していますから、動物たちの体調もしっかり管理してあげなければいけません。ここでは大きいサイズの写真を使いましょう。















 葵祭2017、第62代斎王代は京都市左京区在住の、同志社大学学生、富田紗代さんに決定していました。祭りに参加する人は衣装から何から費用は全て自腹。斎王代が身にまとう十二単だけでも500万円~600万円するそうです。諸々の費用を入れると、2,000万円くらいかかるので、資産家の令嬢でないと役はこなせないそうです。ちょっと矛盾を感じますが、いつかは改善される伝統かも知れません。だいたい、どの女性もきらびやかな衣装を身につけているので、どの女性が斎王代なのか、あまりよくわからなかったというのが実情です。ということは、行列に参加していた人たちは、子供たちから大人たちまで裕福な人たちということになるのでしょうか。ぺちゃくちゃおしゃべりしながら歩いている年配者もいて、てっきりアルバイトなのかと思っていました。
 調べたところでは、葵祭は例年5月15日に行われ、小雨ならば決行、無理ならば雨天順延ということで16日になります。16日も雨で無理な場合には、その年の祭は中止になるそうです。今年は天気が良くてラッキーでした。インターネットなどで紹介されている写真や動画は、もっとずっと豪勢なものに見えるのですが、それは恐らく見物する場所によるんだと思いました。まだ行列の人々に疲れが出ていない、京都御所から出発するところの有料観覧券を手に入れたり、終点の上賀茂神社の同じく有料観覧券を入手するのがいいのかも知れません。2,000円でしたか。










 比叡山山頂にはケーブルカーとローブウェイを乗り継いで行きます。高所恐怖症の僕ですから、特に出発するときが怖い。ホームから出て足もとに何もなくなった瞬間がダメなんです。観覧車がダメなのも同じ理由かも知れません。
 最初に写っているホームや電車は叡山鉄道です。なかなか風情がありました。出町柳を出て終点が八瀬になるわけですが、八瀬も緑いっぱいな場所で、流れている川の水もとてもきれいでした。
 延暦寺の根本中堂はご覧のように工事中でしたが、お堂の中に入ることはできて、その売店でお守りと木製のブレスを買いました。もしかしたら、そこは以前来たことのある売店だったかも知れません。何となく雰囲気に親近感が湧きましたから。もう一つのページにも書きましたが、トイレのきれいさには感動。ウォシュレットの便座もきれいで、外国人観光客はきっと喜ぶでしょう。でも、彼らにはちょっと小さいでしょうか。
 八瀬まで降りてきて、瑠璃光院を訪れて(このカメラでは撮影していません)きれいな流れに心まで洗われた後、出町柳から京阪電鉄に乗って祇園四条まで行きました。義母から頼まれていたものがあったので、錦市場まで行くためです。駅からは徒歩10分ほどでした。









 伏見稲荷の朱塗りの千本鳥居は外国人観光客にも大々的な人気があるそうです。この日周りから聞こえてくる外国語の主なものはドイツ語と中国語でした。中国人には申し訳ないのですが、中国人観光客はマナーが悪いですね。混み合った鳥居の中で、周囲の人間など構うことなく記念写真を撮る。みんなが止まって待っているというのに、理解に苦しみます。もちろん全ての中国人がそうだというわけではないのです。中には礼儀正しい人たちもおりました。まあ、みんな楽しんでいるんでしょうから、国際紛争を起こすのは止めましょうね。
 僕は、情けないことに途中の新池までしか行きませんでした。旅も3日目で少々疲れ気味だったのかも知れません。でも、1日目には入り口で引き返してしまったので、3日目に気になっていた千本鳥居をくぐることができて良かったと思います。
 前はこんなに通りが賑わっていなかったような気がするのですが…。道の両脇には露店がたくさん出ていました。僕はジャンボ焼き鳥を食べてみたのですが、ものすごく美味しかった。1日目はそれで満足してしまったのです。この後は北野天満宮に向かいます。












 北野天満宮に隣接する庭園を「御土居(おどい)」と言います。初春の梅、春先の桜、秋の紅葉に加えて5月の「青もみじ」を楽しむことができる、いわば多目的庭園なのです。こうして写真で振り返ると、緑の美しさにはため息が出ますね。もっと天気が良ければ、その美しさはさらに際だったことでしょう。なで牛は可愛い存在です。何頭もいるんですが、牛の頭をなで、次に自分の頭をなでると、頭が良くなると言われているそうです。僕も含めてどの参拝者も、自分の頭をなでることを忘れていました。修学旅行の中学生たちも一生懸命なでていましたが、すぐそばに解説の立て札でもない限り、正しいなで方は誰もできないと思います。
 北野天満宮の次には、嵐山電鉄(嵐電)に乗って車折神社まで行きました。ここも良く来る場所です。僕のカバンには車折神社で買ったお守りがいくつもついています。今回は帰りの新幹線の時刻もあって、嵐山まで足を伸ばすことはしませんでした。嵐電から地下鉄東西線、地下鉄烏丸線と乗り継いで京都駅に帰ってきました。時間的にはまだ余裕があったのですが、京都タワーの展望台に登るのはあきらめました。 (旅行記2完)